リモコンコードの謎を解く

テレビが動作した大きなテレビリモコンのコードを見てみます。

電源・・・・・・100101000001011010111110
1ch・・・・・・・100101111110011010000001
2ch・・・・・・・100101100001011010011110
3ch・・・・・・・100101010001011010101110
選局UP・・100101000010011010111101
選局DN・・100101000100011010111011
音量大・・・・100101000011011010111100
音量小・・・・100101100011011010011100
入力切替・・100101101100011010010011

1〜6ビット目が、全てのボタンで同じ。
13〜18ビットも、全てのボタンで同じ。
という事にすぐ気づきます。

もう少しよく見ると、1〜6ビットが "100101" 13〜18ビットが "011010"。
"100101"を反転すると"011010"になることが分かります。

赤字にしなかった部分、黒字の部分は、押すボタンが違えば数字が変わる。が、7〜12ビット目を反転すると19〜24ビット目と同じになっている。

ということは、前半を反転すると、後半の数字になっている。

電源・・・・・・100101000001011010111110

以上のことを整理すると、前半と後半は反転しているものの、同じデータなので前半だけを見ればよい。
そして、6桁は同じもの。のこりの6桁が、そのボタン固有のコードということになる。

電源・・・・・・000001
1ch・・・・・・・111110
2ch・・・・・・・100001
3ch・・・・・・・010001
選局UP・・000010
選局DN・・000100
音量大・・・・000011
音量小・・・・100011
入力切替・・101100

24桁のデータが、6桁になってしまいました。


大きなテレビリモコンと純正のDXブロードテックを比べてみます。

電源・・・・・・100101000001011010111110
電源・・・・・・11100001010001000000011111111000
フォーマットの違うリモコンコードですが、同じメーカーのコードのはずです。
だから、探し出した電源ボタン固有のコード(000001)が、どこかに隠れているはずです。

ここでしょうか。
電源・・・・・・11100001010001000000011111111000

他のボタンも見てみます。
1ch・・・・・・・111110
1ch・・・・・・・11100001010001001111101100000100

2ch・・・・・・・100001
2ch・・・・・・・11100001010001001000011101111000

音量小・・・・100011
音量小・・・・11100001010001001000111101110000

どうやら、これが正解のようです。


これで、未知のリモコンコード、セットアップボタンのコードも生成できそうです。

セットアップ・・・11100001010001001111011100001000
セットアップ固有のコードは、111101 だということが分かりました。

これに、全てに共通のコード、100101 を付けて。

100101111101

これを反転したもの(011010000010)を後ろに付けて。

100101111101011010000010
これで、セットアップのリモコンコードが出来上がりです。


次回は、いよいよリモコンを作ります。
これでうまくいくでしょうか。

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